紹介集客<ネタ編> 「価値が高い」のに伝えていない事
【美容室の新規客の集め方 第19回】
4つの条件 <ネタ編>
口コミ紹介を増やすために、
お店の「価値」を既存客に常に伝える習慣が必要です。
なぜなら、それが既存客の
「口コミで伝える時のネタ(情報)」になるからです。
ところが、多くのお店から
「うちのお店には伝えるネタが無い」と相談を受けます。
決してそんな事はありません。
実は多くのお店が「お客様には価値が高い」事なのに、
伝えていない事があります。
例えば美容室では「カラーの後処理」なども「価値が高い」サービスです。
この「後処理」を無料で
「当たり前」のようにしている美容室は意外とあります。
でもそんな「価値のある事」をしているのに、
スタッフがその作業を「当たり前」になりすぎてお客様に説明しません。
結果、多くの既存客が
「後処理」してくれているのを知りません。
他にもカラー剤を塗る技術は、
頭皮からカラー剤をしっかり付ける「べた塗り」と、
頭皮ギリギリからカラー剤を髪に塗り、頭皮には塗らない「ゼロテク」があります。
「べた塗り」は塗りムラも少なく、塗る時間も短く、高い技術力が必要ないため多くの美容室では特に「白髪染め」の場合は「べた塗り」で塗ります。
ところが手間と時間をかけて、
白髪染めも必ず「ゼロテク」で塗る美容室があります。
なぜそのお店は白髪染めでも必ず「ゼロテク」を使うかというと、
「頭皮も、顔の顔の一部」と思っているためです。
「顔にカラー剤なんて塗られたら嫌でしょ。頭皮でも同じです。」と
スタッフは口を揃えます。
でも「カラーの塗り方」にも複数ある事を、多くのお客様は知りません。
そしてそれを伝えていないお店の方が
圧倒的に多いです。
私の言う「お店の価値を伝える」とは、
そんな「お店で当たり前の事」の中に沢山あります。
日常的になりすぎて、オーナーやスタッフが伝える意識すらありません。
本当に「もったいない」です。
「他のお店には少ない特殊技術」を新たに導入する事は
お金も時間もかかります。
でも「新しい特殊技術」を導入する前に、
あなたのお店には「日常に当たり前の作業」の中に、
お客様に伝えきれていない「価値の高い事」が沢山あるはずです。
それをお客様に伝えて下さい。
お客様の「自己矛盾の解消」をしてあげて下さい。
そうすればお客様は
「やっぱり私が選んでいるこのお店は良いのね!」と満足度が上がります。
またそれが口コミで話せる「ネタ」になり、
紹介客の増加につながります。