既存客の囲い込み/先払いチケット制度

   

【美容室の新規リピート率アップ/長期定着の方法 第16回】
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既存客の固定化/3種類の取り組み
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●ワクワク
・ 次回スタイル提案
・ 次回の新メニュー予告  他
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●メリット
・ ポイントカードの仕組み
・ 期限付きの次回割引    他
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●必要性
・ スタイルや髪質の保持(賞美期限)
・ 先払いで購入したサービス券  他
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今回は「必要性」の分類から、
「先払いで購入したサービス券」について。
以前、全国の自治体が発売する
「プレミアム商品券」が話題になりました。

例えば新潟県阿賀野市は1万円分の宿泊代を
5000円(50%OFF)で購入できる非常にお得な宿泊券が3分で完売。

徳島県も50%OFFで宿泊できる券が1日で3万3,000枚完売など
全国1700の自治体が様々な「お得な商品券や旅行券」を発行しました。
ただしこれらの金券は「先にお金を払う」ものなので、
どれだけお得だとしても

「売り手が怪しそうな相手」の場合は
やっぱり売れません。

これらの金券は全国の自治体が発売元なので
先払い金が保証される「安心感」があって爆発的に売れました。
つまり「安心感」&「お得」の
2つがセットであれば
「先払い」する人は多いと言えます。
例えばエステでは
コース総額を「先払い」する事で
料金がお得になるサービスが昔からあります。

また美容室では
リタッチ・カラーの回数券を割引して販売するお店もあります。
「先払いチケット」はサロン側に
大きなメリットが2つあります。

1つは、先に現金が入るためキャッシュフローが良くなります。

2つめに購入した顧客はチケットを使い切るまで通い続けるため
「顧客の囲い込み(定着増)」になります。

もちろん顧客側も割引してもらえるので
お互いにメリットがあります。
お店やスタイリストが
「顧客から信頼されている」からこそ成り立つ仕組みですが、

「先払いチケット」は
複数回に渡って「次に来る動機」を作れるため

充分に検討の余地があると思います。

 - ■ リピート率アップ(美容室・美容院)