独立のカット料金の決め方

   

【美容室の新規客の集め方 第26回】
よく新規独立する美容師さんから
オープン時の集客プロデュース依頼を頂きます。
(チラシやホームページ、紹介戦略、求人など)

そして、その時によく質問を受けるのが、

「カット料金は、どれくらいにしたら良いですか?」
質問の意図を聞くと、

「オープンする地域に、カット料金が2000円台のお店が多いんです。
でも私は4000円台にしたいんです。

でも周りのお店に合わせないと
お客様が来てくれないと思って・・。」
そこで私はいつも、こうお答えしています。

「自分がやりたい料金で良いですよ!
自分が”やりたい事”を叶えるための独立じゃないですか。
迷わずに、やりたい事を貫きましょう!!」
私がなぜそうお答えするのか。

その理由として今回は「集客5つの武器」の1つ
「2.料金体系」について解説します。

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集客時の「5つの武器」
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■ 1 ・・ メニュー
■ 2 ・・ 料金体系
■ 3 ・・ 写真(フォト)
■ 4 ・・ スタッフの実績
■ 5 ・・ 技術
「料金体系」を武器にする時
2つのケースがあります。

1つめに 「安い」 を武器にするケース。
これは大きな武器です。

例えば1000円カットのお店は全国に多数あり、繁盛しています。
ただし「2つの絶対条件」がないと
このビジネスモデルは儲かりません。

その2つが

1 技術スピードを早くして客数を沢山こなす
2 人が沢山集まる立地に店を構える

1000円カットや低料金戦略は
この2つこそが重要です。

「顧客の客単価を重視するビジネス」ではなく、
「1時間あたりの生産性を重視するビジネス」です。
だから技術スピード以外に
『人が集まりやすい立地』でなければ
このビジネスは成り立ちにくいのです。

そのため、このビジネスモデルで利益を出すためには
家賃が通常よりも高い、人が集まる場所にお店を構える必要があります。

実際に1000円カットのお店の多くは、
ショッピングモールの中や、駅の中、
駅前で人がたくさん集まる場所などにあります。
さて、
「安い」を武器にするケースと真逆の

料金が「高い」を武器にするケースですが
「え・・?高いのに、武器になるの?」

という疑問がわきそうですが、
「高い」のも大きな武器です。
例えば、あなたがとても大切な人(恋人など)に
ダイヤモンドの指輪をプレゼントするとします。

3つのお店のどこで買うでしょうか?

■A店: 30円のダイヤの指輪
■B店: 30,000円(3万)のダイヤの指輪
■C店: 300,000円(30万)のダイヤの指輪

ほとんどはC店、またはB店だと思います。

さすがに30円のA店では・・
買わないですよね? (;^_^A
というのも、モノには相応のイメージがあります。

「安い = 下手/そこそこ」というイメージがあり
「高い = 上手/安心」というイメージがあります。

だから「高い」のも武器です。

なにより
『お客様と深いコミュニケーションを取りたい』
『自分が出来る「最高のサービス」をしたい』

そう思うなら料金は
「高く」しないと、絶対に儲かりません。

儲からないと、大切なお客様を置いて
閉店するハメになります。
つまりお客様のために、絶対にお店をつぶさない。
(そのためにちゃんと利益を出す)

極論かもしれませんが
これも「顧客サービス」の1つなんです。
だから料金体系で悩むのはやめましょう。

「安い」も「高い」も
どちらも武器になるのですから。
独立時に大切なのは、
周りに流されずに『自分を信じて貫く』ことです。

ぜひ、あなたらしく生きて欲しいと思います。

 - ■ チラシ集客 (美容院)