「集客方法」で「新規リピート率」も変わる

   

【美容室の新規リピート率アップ/長期定着の方法 第20回】
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既存客の失客防止 3つの戦略
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A.既存客(来店5回以上)の失客防止
B.浮遊客(来店5回未満)の固定化
C.新規客のリピート率アップ
今回は「C.新規客のリピート率アップ」について。
新規客のリピート率をあげるには
「集客方法」を変えるのも1つの手です。
もちろんスタイリストの能力・人間性が「リピートの根源」にありますが、
単純にそれだけでは無いのです。
「集客方法」が何を指すのかというと、
大きく2つの意味があります。

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1)大きすぎる新規割引額
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新規集客する際、多くのサロンでは
新規客への割引がありますが、

この「割引額」が集客数と
新規リピート率に大きく影響します。
例えば、あるサロンは
「全メニュー50%OFF」で新規集客しました。

その「大きな割引額」に魅力を感じて
たくさんの新規客を集客できました。
ところが。

「新規リピート」は大きな苦戦をしました。

もともと新規リピート率が
60%近くの技術派サロンだったのに

「50%OFF」で集客した新規客の新規リピート率は、
20%台後半にまで下がりました。
つまり「大きすぎる割引額」で集客すると、

次回に「通常料金」になると、
それが逆に高いハードルになり失客しやすくなります。
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2)集客の「手段」
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集客手段は様々あり、
「手段」によって新規リピート率が変わります。

例えば以下は、あるサロンの
「手段別」の実際の新規リピート率です

●紹介 ・・・・・ 40%以上
●チラシ・・・・・ 40%台
●ホームページ・・ 40%台
●ネット広告・・・ 30%台(紹介より10%以上低い)
ネット広告サイト(ホットペッパー等)は、
いま安定的に集客できる手段です。

「集客する理由」は多数ありますが、
1つは「ネット予約」機能があるからです。
ところがお客様が「ネット予約」するには、
その広告サイトに「会員登録」する必要があります。

しかしいったん会員登録をしてしまうと、
「今日(明日)髪を切りたい!」と思った時に、
いつも行く美容室の予約がいっぱいだった時に

ネット広告サイトに会員登録をしているため、
「手軽に他の美容室にネット予約」ができてしまいます。
だからこそ、ネット広告サイトに「新規集客を頼りきる」のは、
サロン運営をする上で、大きな課題です。

リピート率が高い「他の集客手段」にも力を入れて
バランスを取る事も大切ですね。

 - ■ リピート率アップ(美容室・美容院)