「集客の仕方」で新規リピート率は変わる

   

【美容室の新規リピート率アップ/長期定着の方法 第05回】
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■新規客がリピートしない5つの理由
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1.【技術力】の問題
2.【対応力】の問題
3.【集客方法】の問題
4.【仕組み力】の問題
5.【関係力】の問題
今回は上記の中から
3.【集客方法】の問題について。
「集客方法」で新規リピート率は変わります。

集客方法はチラシ、ホームページ、地域情報誌、
ホットペッパーなど様々ありますが、

その中で最もリピート率が高いのが
「紹介の新規客」です。
例えば、業界平均はおおよそ以下の数字になります。

●紹介客の新規リピート率 ・・50%前後
●チラシ/ホームページ  ・・40%前後
●ホットペッパー     ・・30%前後
ではなぜ「紹介客」が
最もリピートしやすいのでしょうか。

その理由には
以下の3つが考えられます。
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理由1.客層
(価値を理解しやすい人)
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一言で説明すると「類は友を呼ぶ」という事です。

「お店の価値」を理解している紹介者(既存客)と
価値観が近いからこそ、紹介者は紹介します。

価値観が合わない人に、自分が好きなお店を紹介しません。

つまり紹介客は、
もともとお店の価値を理解しやすい人です。
言い換えれば
「来店後にリピート率を上げる」というより、
「来店前からリピート率が高い」新規客です。

同じ技術、接客をしても
リピート率が高くなるのは必然かもしれません。
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理由2.誰からの情報か
(信頼)
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お客様は「広告の情報(お店からの発信)」よりも
「赤の他人の口コミ」を信じやすいです。

さらに「赤の他人の口コミ」より
「知り合いの情報」を信じます。
例えば電化製品をネット買う時
私は「価格.com」で探します。

その時に製造メーカーが訴えている情報より
赤の他人が書いている口コミを参考にします。

さらに電化製品に詳しい知り合いの情報を
もっと信頼して選びます。
あるアメリカの調査では、
「消費者は物を選ぶ時、売り手の言う事は47%、
他の消費者の言う事は90%信じる」という結果が出ています。

今や多くの人は「広告」よりも、
他の消費者の「口コミ」情報の方を
信頼して行動しているようです。
つまり
「広告」でお店を選ぶのと、
「紹介されて」お店を選ぶのでは

来店前から「信頼」が違います。
そして「信頼」こそ
お店に定着する絶対条件です。
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理由3.来店前の接触回数
(親和性の法則)
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「親和性の法則」というものがあります。

これは
「人は”接触回数が多い”ほど、
親しみを感じやすい」という心理学です。
例えば、どちらのお客様が「親しくなりやすい」でしょうか。

●Aさん ・・ 年間2回来店。1回で5時間滞在
●Bさん ・・ 年間10回来店。1回で1時間滞在

両方とも、年間10時間の接触ですが、
心理学的には「接触回数が多い」Bさんの方が親しくなります。

そしてここに「紹介の新規客」の
リピート率が高い理由があります。
実は紹介の新規客は、
来店前から何度もお店に接しています。

ホームページを見て接触し、SNSやブログを見て”接触”し・・と
様々な情報を集めてから来店します。
もちろん、例えばチラシを見た新規客も
ホームページやブログで「接触回数」は多いのですが、

紹介新規客は「信頼度の高い情報」である、紹介者からの口コミを聞いている分、
”より接触回数が多い”と言えます。
そのため、「他の集客手段」で来店する新規客よりも
「親近感を感じやすい」状態で来店するので、
リピート率が高くなるのは必然です。
では
「来店前の接触回数」を増やしたり
「紹介客」を増やすには

どのような事をすれば良いのでしょうか。

次回はその点についてご紹介します。

 - ■ リピート率アップ(美容室・美容院)