チラシ集客/キャンペーンの打ち出し方

   

【美容室の新規客の集め方 第40回】
最近、ある美容室オーナーから
こういう意見をお聞きしました。

「いまさらチラシ集客のノウハウを聞いてもなぁ・・」

確かに今はネット集客の時代で、
インスタグラム(以下、インスタ)などの
SNSを使った集客が注目されています。

私はインスタの集客コンサルもしていますが

サポートしている美容師さんに
いくつかのアドバイスした所、

2か月後には、インスタから
毎月20人近い新規客が増えました。(以前は0人)
でも実はこれは
「チラシ集客のノウハウ」を
インスタに応用転換しただけです。
何が言いたいのかと言うと、

何の手段を使っても
「集客の原則」は同じだという事です。
チラシが・・facebookが・・インスタが・・と
「手段」を追いかけても結果は出ません。

逆に「原則」さえ押さえれば、
どんな手段でも最大効果が出るんです。
さて本題です。

チラシは何を載せる(中身)かで
「集客数が2倍」増える事も珍しくありません。

そんな中、多くの美容室のチラシの「中身」を見て

「このチラシは当たらないなぁ・・」と
よく思います。
では私は「どの部分」を見てそう思うか?

今回は「こんなチラシは当たらない!」をテーマに
「当たらないチラシ」でよく見る、

もったいない「掲載内容(中身)」をお伝えします。
チラシ集客で「当てる」には、
掲載すべき情報が3つあります。

それが以下です。

■ 1.  キャンペーン内容
■ 2.  情報量
■ 3.  デザイン性(見た目)

特に「1.キャンペーン内容」は重要です。
しかしよく見る「当たらないチラシ」で
典型的な打ち出し方が

「オールメニュー30%オフ!」 です。
しかしこれでは「新規料金をいくら支払う」のか、
お客様が自分で計算しないと分かりません。

こういったチラシは本当に当たりません。
というのも、美容室は
「日本で5本の指に入る」ほど
「料金が分かりにくい業種」だからです。

その最たる例が「ロング料金」です。

自分がショートか・ミディアムか・ロングか・・
美容室によって長さの基準が違います。
またメニューも多種多様です。

カラーもパーマもストレートも種類が多すぎて、
結局「自分はどのメニューが適正」か分かりません。

「ストレート」と「縮毛矯正」が
同じメニューだという美容室もあれば、
まったく違うメニューだと言う美容室もあります。
そんな状態で「初めて行く美容室」のチラシに
「新規客はオールメニュー30%オフ」と書かれていても

「結局いくらになるのか」
「どれだけ得なのか」
まったく分かりません。
お客様は「安いのが好き」ではなく、
お客様は「お得なのが好き」なのです。

「品質が悪くても、安ければ良い」ではなく、
「品質が良く、お得に感じる」ものが欲しいのです。
では、どうすれば良いのか?

例えば「オールメニュー30%オフ」で新規集客するなら
チラシには以下の3つを掲載しましょう。

● 「セットメニュー」にして、複数の組み合わせを掲載する
● 元の料金を掲載する
● 新規料金を掲載する

こうすることで、
どのメニューが・どれくらいお得になるのかが分かります。
具体例が以下です。

●カット      4,000円 → 2,800円
●カット+カラー  10,000円 → 7,000円
●カット+カラー+トリートメント 14,000円 → 9,800円

こうすれば、
はっきりと「新規料金」が分かります。

どれくらい「お得」なのか分かります。
でもこれってホットペッパービューティーの
クーポンページの
「標準的な手法」で、よく見ますよね。
つまり「手段」は変わっても
「集客する原則」は同じだという事です。

ぜひお試しください。

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